2026.05.16
夏の終わりまで、静かに揺れる水玉
穏やかな色合いのなかに、ぽつり、ぽつりと浮かぶアイボリーの水玉。
生地の色を一度抜く「抜染(ばっせん)」を施したのち、
その上に顔料を重ねることで、このドット柄を描いています。
わずかなかすれや、手刷りのような立体感を残したモチーフは、
可愛いだけではない、静かな奥行きを感じさせる佇まいです。

首元や背中に寄せられた、細やかなギャザー。
そして、比翼のあきから、流れる一本のタック。
仕立てが生み出すやわらかなドレープが、
並んだ水玉模様に、豊かな表情を与えてくれます。
ドットが立体的にはっきりと浮かび上がったり、光の加減で優しく波打ったり。
そんな、布が見せるささやかな変化に、ふと目が留まります。

生地は、キュプラと綿を半分ずつ合わせたローン素材。
綿のさらりとした清涼感のなかに、
キュプラ特有のしなやかな落ち感と、上品な微光沢が溶け込んでいます。
肌に張り付かず、風が通り抜ける心地よさは、これからの季節にぴったりです。

ワイドパンツを合わせて、リラックスしたマニッシュな装いに。

あるいは、同素材のスカートと合わせて、少し背筋の伸びるお出かけに。
着る人のなかの、ささやかな遊び心をそっと引き立ててくれる、
そんな、一枚になれば幸いです。

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